泣いて笑ってポケーッと嫁ちゃんキリッ

楽しい記録や、闘病記(主に双極性障害)

障害者手帳所持歴8年、昨日が初めてのヘルプマーク。

《今まで外出時困っていたこと》

・人、外に対する、過度の『緊張、恐怖、不安、苦痛(声や音)等』で、いつパニック発作を起こすか分からない。
→最悪、心拍数の過度な上昇……等で、応答も出来ず身動きがとれない状態になる。

・過度の緊張や不安等がストレスになり、いつ過呼吸発作を起こすか分からない。

解離性同一性障害もあり、いつ、人格が交代するか分からない。
→幼い人格に交代する可能性もある。人格が交代している間の記憶は、私本人には無い。

等、外出には不安がつきものでした。


ヘルプマークが日本でも導入され始めたのは2年以上前になるでしょうか……。
着けている方に不快を感じたことはありません。
ただ、私が、目立つように持ち歩くことに、抵抗を感じていました。
これは加害妄想の類いかも知れません……自分がハンディキャップを負っていること、堂々と周知させてしまうと、不快感を与えてしまうのではないか……という不安。

 

さくじつ。先ず、電車に乗らなければなりませんでした。
私にとって電車はかなり負担なこと。電車が選べても、私は……歩ける場所には徒歩の選択ばかり。

プラス、知らない道を歩き、定時に目的地に着かなければなりませんでした。

今回の外出目的は決して楽しみなことではありません……大きな隠れた病気がないか、調べるためです。
沢山の身体的症状に悩まされ続け、先日には気絶(失神)するまでにきていました。

とても不安な外出。
そこで、初めてのヘルプマーク、に至ったわけです。

結果――悲観的な想像とは真逆に近いものでした!!!

先ず、電車。普段は「倒れたらどうしよう、過呼吸になったらどうしよう」頭の中はそんなことでいっぱいで、より、不安や緊張等が高まり……ランニング時より心拍数が上がることなんて、毎度でした。140BPM(1分間に140回)くらい。
それがなんと! 昨日は「大丈夫、おどおどしていようが、私は大丈夫」と、思えました。心拍数も正常範囲内。
なんといえばいいのか分かりませんが……【ヘルプマークマジック】でしょうか(苦笑)

帰宅ラッシュの駅構内に戸惑いながらもなんとか出て、知らない道はしっかり歩けました。

検査のための病院に、無事、ゴール!

しかし……予約時間少し前にしっかり着けたものの……待ち時間が長い(苦笑)
普段は不安ながらもじっと待ってます。そのじっと待つという、自分の行動のせいで、過呼吸になったこともありました。

問診票に『双極性障害 解離性同一性障害』とは書いていましたが……ここでも、へプルマークマジック!!!
ちゃんと「不安なのですが、あとどのくらい待ちますか」と聞けました。
皆さん何気なく聞けることなのかも知れませんが、私にとってはそう聞くことすら、高いハードルだったのです。

今日は精神科ではない、ちゃんと言葉になるよう喋れなかったらどうしよう……と、緊張や不安がありました。ここでも、問診等を、クリア!

――

普段は恐ろしくて酷なこと、ちゃんと乗り越え――
無事、帰宅となりました。

ありがとう、ヘルプマーク……。

――

ヘルプマーク体験談は以上です!
基本的なことに、怯え“過ぎて”いた私が、ヘルプマークを着けたことにより、メンタルの支えになってくれた。
そのような、体験話です。